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『ネコ公園で待ってる』あとがき②

どうも、筆ぶs(ry

…はい。というわけで
お約束通りすぐには更新できませんでした!←


年末ですねぇ。あまり実感もありませんが。
ちょうど時期もネコ公園本編と重なりますし、いい具合ですね!
…という言い訳にもならないような冗談はさて置き、
ようやく書かせていただきます。遅くなってごめーんねっ


つらつらと書きますのでお見苦しいところもあるでしょうが
こういうのが苦痛にならない方はどうぞお読みくださいませ~~






ではでは、ネコ公園~のことを脈絡なくいろいろ振り返っていきたいと思いますが
まずは『どうしてこういう話を書こうと思ったのか』
という辺りからお話してみます。


物語を書くとき、まず『わかりやすさ』を重視しているつもりではありますが
ネコ公園は、たいへんわかりにくい素材だったと思います。
文章が難しいとかじゃなく、素材としてです。
テーマや、感情や、その他もろもろ。

簡潔にきっちり説明できたところで
その感覚に身に覚えがなければ、理解してもらえないようなモチーフというか。
だからこそなるべく平易に綴ることを意識しましたが
難しくない言葉だけで述べられる部分も、難しくなりがちだったと思います。

ただ、それでもこのテーマで一本書いておきたかったというか
LTLやホワイトボードみたいにわかりやすい作品ではないものも
早めに出しておきたかったというのがあります。

…わかりやすい=華があるに近いかもしれません。
人が死ぬ。銃弾や血が飛び交う。
そういった中で悲しみやつらい気持ち、命の尊さや愛を描くのは
わかりやすいし、華がありますよね。

ネコ公園は、あんま華やかじゃないですねwww←
言い切っちゃったら登場人物たちに怒られそうですけどw


でも、その華やかではない物語が、書いておきたかったのです。
成人式を迎えようとする大学生を中心としたごく普通の人々が
華があるどころか、過疎で寂れた田舎町…
忘れ去られようとしているカミの気配が残る町で、
ありのままに生きる一瞬を、切り取ってみたかった。

ヤマガミ様が最後に登場するのも、賛否両論は予想しておりましたが
予想していたより受け入れていただけたようで安心しました。

ヤマガミ様の存在は、むしろ必須なのです。
人々の日常から切り離され、神としての力も失いつつあるヤマガミ様が
それでも生き生きと(人知れず)暮らす町でなければいけなかった。
日本全国どこにでもありそうな、そんな綺麗でもない小さな町を
箱庭のように作り上げて、皆さんの前に差し出してみたかったのです。


さわってあそんで、楽しんでいただけたなら、嬉しいです。





という感じで、舞台が最初に決まったわけですが
アドベンチャーゲームとして作る上で、
入れ込みたいと思った要素が電話でした。

顔の見えないコミュニケーションツール。

作品のテーマの一つに、
現代人のコミュニケーションというのも盛り込みたかったので
携帯電話というのは一番に思いついたアイテムでありました。

メールとかもできたら、なおおもしろかったかもですが
それはさすがに再現が難しいので(^^;


ジュゲムくんの電話テロのこととかは
PC版付属の冊子でも触れましたけど
ある意味リアリティが生まれて、
ある意味いかにもゲーム的になったかなと。

電話システム、個人的には気に入ってます。
つくるのめんどいんですけ(ry
なんでもありません。とにかく、いろいろ試していただけると嬉しいです~



あと何書こう。
登場人物のこと触れておきましょうか。

ジュゲム君。レミ君とは違った傾向の無口キャラですね
でもレミ夫よりよっぽど行動的で割と短気ですねw
この物語の主人公像をイメージして、そのまま出てきた感じです。

キャラクターは、いつもそうですけど
あんまり考えて作ってないんですよね。
もちろん無意識では考えてるんでしょうけど
気付いたら勝手に出来上がってるっていうか。。

なので、あんまりお話できることがなくて
キャラ作りに関する質問などはされても困ることが多いです。
私が作ってるんじゃなくて、最初から『いる』のですから。

強いて言うなら、厘先生&ガチムチ美容師とアシスタントは
執筆直前に追加したので、多少は意識して作った要素もあるかもですが。
逆に今考えたら、この3人いなかったら全然違う話になってたよなって
ちょっと怖くなってきました。ありがとう、江田さん!



あ。ハジメのことも書いておこうかな。

幽霊とか、お化けとか
ホラーではよく取り扱われるものですが、
ちょっと違う扱い方で描いてみたいという気持ちがありました。

『かくれんぼ』でも触れましたが
幽霊=怖いでは、僕個人があんまり割り切れなくて。
そういう思いがいろいろあって、他にも雑多な願望とか
僕の無意識にあるものが混ざり合って、ネコ公園の世界になっているようです。

過去と向き合うのと、悪霊と、はたまたゾンビやモンスターと
どれが一番怖いでしょうか?
怖いものって、いっぱいあると思いますけど。
過去とか、現実とかと向き合うことの恐怖って、幽霊より怖い気がします。
僕は、今こうして生きてることさえ怖くなることもあるぐらい。

で。恐怖が幽霊の形で現れたらっていう思いつきが、
ハジメくんの怖い顔に結びついていきました。

皆さんを怖がらせたかっただけじゃないんですね。
あれで、ジュゲ夫の向き合っていたものを、共感してもらいたかったというか。
言葉で説明できない、わかりにくいものを
どうにか伝えられたらいいなと思って、絵や音楽は工夫したつもりです。





…ほんと脈絡なくなってきたな。

何書いたらいいのかわからなくなってきたのは内緒にしておきつつ←
ヤマガミ様のこともちょびっと触れておきます。


ヤマガミ様、かつて人柱となった少年少女。
一人ひとり名前もあるし、性格も決まってましたが
本編中で書くのは蛇足になると思って全て省きました。
今となっては、クリア後になら何か読み物が追加されても
良かったのかもなーと感じたりもします。

余計なものは、なるべく入れたくなかったので
SSも書かずに、本編の中に全て詰め込みたかったんですけどね。

ただ、書き上げる頃には、あれも書きたいこれも書きたいという
欲求が出てきたことには出てきたんですが、本編は気持ちを抑えて仕上げました。
なんだかんだで、登場人物にも思い入れが出てくるんでしょうねぇ。
機会があれば、ネコ公園のSS集もリリースしたいと、今は思っています。
ヤマガミ様に関するお話も、1~2本入れられたらいいかなー

書こうと思えばいくらでも書けそうですが、
とりあえず10~16本ぐらいの短編集(もしも含む←)で
170円ぐらいでリリースできたらいいかなと
いつ頃書くかも全く決めていませんが、そんな願望はあります、はい。



どんどんあとがきっぽくない方向に話が進んでいるので
ぼちぼち無理やりまとめていきますが…

制作期間中はほんとにしんどい作品でした。
もういやになった。何回もw
話を考えるのがとかじゃなくて、デバッグがしんどかったのです。。

それでも、こうやって振り返ってみたら
このゲーム、この物語を、僕もちゃんと好きなようです。
今でもネコ公園の曲が流れるのを聞くと
実は精神的苦痛が蘇ってきたりしてはいるのですがw

まぁ、僕自身が好きになれたのは、
いいことなんだろうなと感じます。


同じように、作品の世界や登場人物や
そういったもろもろをひっくるめて『ネコ公園で待ってる』を
好いてくださる人が一人でもいたのであれば、
みなさんの手元に届いた時点で僕個人は満足です。

プレイしてくださった皆様、ありがとうございましたm(__)m


これを読んで下さっている方は、ほとんどの人がプレイ済だと思いますが、
まだの方は是非どうぞー
Kateの想いをたっぷり詰め込んだ作品です。
好き嫌いはもちろん別れるでしょうけど。





振り返りきれてない感というか、書ききれてない感はありますが
僕ももう思いつきませんので←
この辺で筆を置きます。

あとは作品を読み返しながら思い馳せてみてくださいー

長々と書いてきましたが最後まで読んでくださってありがとうございました~

もしここに書いてないことで気になることがあれば
個別に質問してくれたら答えるかもしれないし答えないかもしれません。
お気軽にどうぞ!
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かくれんぼ(下)

<かくれんぼ(下)>

もう いいかい?




もう いいよ





ケイトくんは、人並みに成長していきました。
それなりに人生に失望しながら、社会を呪いながら…
それでも、自殺することもなく生きながらえまして、大学生になりました。

経済的に大学進学は諦めていましたが、
奨学金がもらえたので、地元の国立大には進学できました。
進学していなかったら全く別の人生を送っていただろうなぁと、
空想するのは儚い趣味です。


人生って、本当に一本道ですね。昔を振り返るたびに、つくづくそう思います。


昔を振り返るのは、あくまでも趣味。
趣味ということは、楽しんでやっているわけで。

ふと思い出された、過去のささやかな一枚絵を、
今の自分なりに調べて探ってみるのは、なかなかに楽しい作業であります。

ルーツを辿る作業にもなるんでしょうね。
私という人間を象っていったものが、一体なんなのか。再確認できる楽しさがあります。



ある時、私は件の「山」のことを思い出しました。
脈絡なく急に、です。

山、砂鮫、広場、砂場…一緒に遊んだ子ども達。

今あの山がどうなっているのか、無性に気になり始めました。


二度の引っ越しがありましたが、
その山は自転車で行けなくもない距離にあったので、
思い立ったその週のうちに出かけてみました。


昔住んでいたアパートは、そのままそこにありました。
…あ、そのまま、というのは嘘です。外壁が塗り替えられ、
一見すると別の建物のようではありました。

それでも、10数年の間にすっかり様相の変わった町並みを見ていると、
「そのまま」と言ってしまって差し支えないかと思います。


無くなった建物や、新たに立ち並んだコンビニやファミレス…
久しぶりに来たこの街に、私はそれでもノスタルジーを感じました。

山までの途中、ドブ川を越えて、猫がたくさんいた家の脇をすり抜けながら、
この街に暮らしていた記憶を、鮮明に取り戻していったのです。



山の麓に着きました。

自転車は、神社があったのでそこに置かせてもらいます。

暑かったのでダイエットコーラか何かを自販機で買った記憶があります。
あの頃はコカコーラ・ゼロは無かったんですねぇ。
そう思うと、この体験すら、昔話になっていってしまっているようです。


飲み物を買った後で、例の排水溝を探しました。
すぐに見つかるかと思ったのですが、なかなか発見できず。

確かここだと思っていた場所が、記憶違いの的外れだったのか、
もしくは排水溝自体が作り直されて場所が移ってしまったのかと考えながら、
その付近をうろうろと散策しました。


15分くらい探して、早くも飽きはじめた頃に、
それらしいコンクリートの排水溝を見つけました。
思っていたより細くて、滑り台にする発想は今なら浮かばなかったでしょう。
身体が大きくなっていることを実感して、月日が流れていることを改めて認識しました。



周囲に人影もなかったので、恥ずかしげもなく排水溝沿いに登っていきます。


しかし、結構な距離を歩きましたが、
砂鮫どころか、その手前の平地にすら行き着きません。
15分くらい登ったり降りたりしたところで、疲れてきたので帰ることにしました。


…ん、
根性無しとか言わないでくださいよ。
もともと基本的にはインドア派な私の、気まぐれな冒険です。
飽きたら帰る。自然なことでした。

無駄な体力の消費は、元より性に合わないのです。
私らしいやり方で、帰宅してから調査しよう、と速やかに頭を切り替えました。



その日の夕食時、母に昔のことをいろいろ聞いてみました。

反則技ですが、一番手っ取り早い方法です。
私は幼児だったかも知れませんが、母はすでに大人だったわけで、
「山」に関しては具体的に記憶も知識も持っているはずです。



結果、思った以上にすんなりと情報を入手することができました。

会話は関西弁でしたが、翻訳してお届けすると、こんな感じ。


母:…山?
私:うん、昔住んでた近所の
母:砂場があるような公園は、その辺にはなかったはずだけど。
私:公園…っていうわけじゃなくて…砂場がある広場?
母:は?何それ。ないない。


…以上。


私が遊んでいたはずの場所は、「ない」。いや、そう言われても。

私の腑に落ちるわけがなく、あれこれ質問してみましたが、
母にとっては興味もない、どうでもいい話。
まともに取り合ってくれません。


ぶっきらぼうに答える中で、砂鮫の正体だけはかろうじてわかりました。
正確に言うと、おそらくこれだろうと、推測することはできました。

母の不誠実な応対の中で出て来たことでしたが、
あの山には、戦時中に作られた防空壕が点在していたらしいです。



…砂鮫は、防空壕?


なんだか、鮫に見えていたはずの記憶の中の光景が、
実際に私の網膜に映っていた景色に、すり替わっていくような感じがしました。



後日、改めて山に向かいました。


結局、前回同様にあてもなく彷徨っただけですが、
砂鮫の正体を知ったせいか、前は気にならなかった別の物が目に入ってきます。
景色は同じはずのに、違ったものが見えました。


山には、どうやら霊園や墓地がたくさんあったようです。

排水溝周辺を往復している途中にも、木々の隙間を縫って、
向こうに墓地があることが確認されました。



探していくうちに、二度とあの場所に辿り着けない確信だけが、私の中で強まってきました。
母が言うように、あの場所は「なかった」のかもしれません。

私自身が体験したことのはずで、景色も比較的鮮明に残っているにもかかわらず、
私はすでにあの場所に行き着くことを諦めていました。


一緒に遊んだはずの子ども達は、どこへ行ったんでしょうね。



あれは幽霊だったんだよ…

って、言ってしまえば簡単で、
陳腐な怪談の出来上がりなわけですが、
私は安直な答えでは満足できないようです。
とは言え、これ以上知ることもできなそうだと、わかってはいますが。



昔から、「幽霊のようなもの」が見えます。

狙って毎回見えるわけではありません。
時々、気づいたら見えています。
そして、注視していると消えてしまいます。

怖がりな人には「俺、幽霊が見えるんだぜ」って言ってやります。
私は笑いながら言ってますが、心の中には、実はこっそり、わだかまりを残しています。


あれって、本当に、死んだ人の霊なんでしょうか?


私は、数組の母子連れの幽霊と出会い、
幽霊と一緒に遊ぶという心霊体験をした。


一文でまとめればそれだけのことですが、
実際に経験している私には、どうにも納得がいかないのです。
確かに一緒に遊んで、私は、楽しかったはずなんですよね。



なんで今は、見えないんだろうなぁ。



彼らが、
彼らを見えない私に、
「地蔵マリオ」をやってるんなら寂しいなって、

そんな風に思うのでした。





もう いいかい?



…よくはないけど。


2009.6.27~29
若干の改稿 2012.12.1
------------------------------------------------------------

…というコラムでした。

これ、当時フリーターだった頃に
休憩の合間に書いた文章だったような。

あれからもう3年以上。
あっという間に寿命が尽きそうですねぇ。


そんなわけで、次回は2012年12月現在の目線で
『ネコ公園で待ってる』という作品を振り返ってみて、
あれこれ書いてみようかなーと思います。

思い付きでガーッと書くので、たぶん脈絡無い文章になりますが
作品をより楽しんでいただけるような内容になれば良いなと思います~

かくれんぼ(上)

2009年6月末頃に、某みんなのノベルにて公開したものです。

『ネコ公園で待ってる』のベースになった1要素である、私の実体験のお話です。
みんノベもサービス終了しましたので、こちらに転載しておきます。



------------------------

<かくれんぼ>


もう いいかい?



まあだだよ




はじめての方は、はじめまして。
そうでない方は、こんにちは。
Kateです。


私、怖い話は苦手です。
本当に心の底から怖いと感じる話を聞いた日には、
夜中にトイレに起き出すのも苦痛なくらいです。
いい年して情けない話ですね。

かと言って、幽霊を信じているわけではありません。
文系の、しかもあまり出来のよくない脳みその持ち主ですが、
一応科学的な思考もやりますので、霊魂の存在も信じておりません。

無神論者でもあります。
…困った時は神頼みしますし、初詣もクリスマスも楽しんでいますが。
そこは今回はあまり重要なことじゃないので、笑って流してください。


はい、幽霊なんて、いるわけないんです。
だ、時折視界に紛れ込む彼らが何なのか、説明する術も私は持ちません。



少し、昔話をしましょう。



私は、幼年時代、山のすぐ傍の住宅街に住んでいました。
山の傍と言っても、街です。
とりわけ田舎というわけでもない街の、
狭いアパートに、両親と二つ下の弟と住んでいました。


私は、昔から、専らその弟と二人で遊んでいました。
近所にも、遊び相手はほとんどいなかったのですね。

幼稚園の友達と遊べばいいじゃないか、
と、指摘されそうですが、そういうわけにもいきませんでした。


私、実は、生れつき右目の視力がありませんで、
普通の幼稚園ではなく、盲学校の幼年部に通っていたのです。


4、5歳の私には、退屈な場所でしたよ。
片目が見えない以外、健康だった私は、人一倍騒がしくて、遊びたがりでした。
でも、他の全盲の子たちと一緒に遊ぶわけにもいきません。
みんな、目が見えないから当然大人しいのです。
一人走り回っては、先生に叱られ、座らされていました。


はっきり嫌だったと記憶しているのは、目の訓練。
ガーゼで見える方の目を覆って、見えない目だけで、どうにか物をみようとする訓練です。

私の右目は「失明」ではなかったので、
この訓練で視力が回復する可能性があったらしいです。人間の身体って不思議。

結局、ガーゼの感触と匂いが嫌でたまらなかった私は、
真剣に取り組まなかったらしく、成果も出ませんでした。
片目が見える幼児にこの訓練の必要性を理解させるのも難しかったでしょうね。



話が少し逸れたので、元に戻しつつ。


盲学校では、本をたくさん読みました。
他にやることがなかったのもありますが、たくさん読んでいました。

年配の先生が漢字を教えてくれるのも楽しかった。
年配なせいで旧字で教えてくれていて、小学校に上がって顰蹙を買ったのは御愛嬌です。


思えば、本を読む癖は、この頃からついていたのですね。
あればあるだけ本を読んで、後はテレビを見て、ゲームをして…


他には、パズルやビーズを使った工作なんかもよくやっていました。
それも目の訓練の一環だったようですが、小さな私は全く訓練のつもりもなく、
素直に楽しんでいた記憶があります。



さらに言うなら自分が片目が見えないことが特別だとも、よく知らなかったようです。


全盲の子が「見えない」ことがわかっていなかった私は、
ある友達と一緒にいた時に、ふと閃いてしまいました。

「こいつは、黙ってたら僕に気づけない」…

ファミコンのマリオ3に、「地蔵マリオ」ってのがあったんですよね。
マリオが地蔵になって無敵状態になるやつです。
私は、「地蔵マリオになったらおもしろそう」と、そう考えました。

そして、実践してしまいました。

結果は、もう見えてますよね?
その子は私を探して、よたよたうろうろ、覚束ない足で歩き回っていました。
私は、作戦が成功したのがおかしくて、笑いをこらえていました。

直後にちょうど母がやって来て、その光景を目の当たりにして、幼い私はこの上ない程の折檻を受けました。

私は、何が悪かったのかもわからないまま、
ただ、私の行為が人として最低の行為だったと、身をもって教えられました。


いまだに後悔しています。


今は罪の意味がわかりますので、
あの、私を探すあの子の姿がフラッシュバックされるたびに、
死んでしまいたいくらいの自責の念に駆られます。



私はこんな感じで、ぼんやりと、
しかし確かに毎日が続いていく、幼年時代を送っていました。



長くなりましたが、私の体験を語る前に、
前提として私の昔を知っていただいた方がいいかと思い、つらつらと書いてみました。



さて、ここからが本題です。
幼児だったけいとくんは、いったい何を見ていたのか。



近所に山があると言いましたが、私はその山によく出かけていました。
よく、その山で遊んでいました。


はい、ひとりです。小さい弟は連れて行けませんので。


母は、どこかふらっと出かけている、程度に思っていたようです。
暗くなるまでには必ず帰っていたので、放任されていました。


山は、秘密の道から登ります。

雨水を流すための、コンクリートで舗装された排水溝です。
滑り台みたいでしたが、あまり滑りはよくありませんでした。


秘密の道を登っていくと、平らになった場所に出ます。

そこには「砂鮫」がいました。

草が生えていない砂の壁に、ぽっかり穴があいていたのです。
私は鮫が口を開けているように見えたので、「砂鮫」と心の中で呼んでいました。


砂鮫の所まで来たら、目的地まであと少しです。



山の合間に開けた土地があって、そこにはいつも何組かの母子連れがいました。

知らない子たちばかりでしたが、お構いなしに一緒に遊んでいました。
向こうも何も聞かず受け入れてくれたので、たびたび通うようになりました。


砂場があったので、お城を作ったり、トンネルを掘ったり。

時には鬼ごっこやかくれんぼもしていました。

かくれんぼの途中で、よくお腹が空いたり疲れたりして、家に帰ってしまっていました。
勝手な奴ですが、何がいけないのかも理解できないままでした。

そんなことをしても、次にあの場所に行けば、何も言われずに一緒に遊んでくれたのですね。
名前も知らない子どもたちでしたが、数少ない私の遊び相手でした。


小学校二年に上がる時に引っ越しするまで、その山にはよく登りました。
よく遊びに行きました。


引っ越してからは、他に遊ぶ友達もできたので、山のことはすっかり忘れていきました。

こどもの頃は、次に何をしたいか…それしか頭になくて。
明日が来ることばかり期待して、昨日のことはどんどん忘れ去っていったのでした。



→<かくれんぼ(下)>につづく

『ネコ公園で待ってる』あとがき①

どうも、筆無精です!←

ここのこと、忘れてたわけじゃないのですがー
落ち着いたら書こう書こうと思いつつ、
いつの間にか12月になってしまった次第です。
たぶん今後もこんな感じでマイペースに更新していきますw


で、8月に告知してあった通りネコ公園~の
あとがきのようなものを書こうと思っております。


と、その前に
すでに公開から何ヶ月も経っているのもあって
私が忘れかかっ(ry
というのは冗談で、とにかくまずは
公開直後のスタッフブログの方に書いたものを転載しておこうと思います。


スタッフブログの方も、
近いうちに旧い記事をまとめて削除しようと思ってますので。
あとがきはまとめてこっちにお引っ越しさせようかなという感じですね。
まとめて読み返す時もその方が読みやすいでしょうし。


というわけで、以下転載です。

------------------------------------------------------------------

<『ネコ公園で待ってる』執筆を終えて>


最初にこの作品を考案したのは
2009年末から2010年の初めにかけてでした。


当時はプレイ時間も短く
マルチエンディングのADVにしようと考えていたのですが
結局制作を進めないままに保留になっていました。

私自身は、LTLとネコ公園と
来春発表予定の『ホワイトボード』という3作品を
3作1組のセットのように考えていましたので、
『庭』発表の前に何としてもネコ公園を完成したかったのであります。


ということで、今回腰を据えて制作をしたわけですが…

ちょっと腰を据えすぎましたね(^^;
想像していたよりヘヴィでした。もうおなかいっぱい。。

結局、半年近く費やしてしまいました。
ただのノベルであればもっと早かったんでしょうけど、
どうしても慣れない作業が多かったのが原因だと思います。

「アドベンチャーなんかもう作りたくない」というのが
制作を終えた時点での素直な感想です(笑)


…と、いいつつも。皆さんからの要望が多いようなら
今回のような作品も、作っていくようになるとは思いますが。

LTL『渦0』『庭』
そして『ホワイトボード』と、しばらくは一本道ノベルが続きます。

ホワイトボードも前編無料・後編有料という形式にすると思いますが
この場ではとりあえず触れず、追って告知していきますね。


ネコ公園の話に戻ります。



LTLは、主人公が高校生であることからわかる通り
高校生前後の読者を想定して書いています。

ネコ公園は、大学生以上…
さらにいうなら20歳以上を主な対象として書いています。

とはいえ、未成年の読者も多数いることもわかっていましたので、
共感することが難しいであろう感情・心の機敏を
少しでも理解してもらえるよう、心情描写には注意したつもりです。

漢字も、難読だとスタッフが判断したものには
今回初めてルビを採用しています。
次回以降どうするかは、皆さんの感想などから判断しようと思っています。
そういう事情がありますので、
ルビがあるのを煩わしく感じられた人もいるかと思いますが、
ご理解くださいますようお願いします。



LTLとはジャンルも違いますし、対象年齢も違いますから
おそらく賛否両論が激しくなるだろうと予想していました。

何がおもしろいのか、はっきり説明しにくいかもしれません。
人によって、心に触れる部分が全然違うと思います。

ただ私としては、誠実に書ききったつもりです。
結末も、私にはこれ以外書けなかった。
細かいところはバージョンアップのたびに
直していくようになると思いますが、結末は直せません。

現代人と、アイデンティティと、幽霊と、他者との交流と…。
雑多なテーマを1本にまとめ上げて、
1つの世界を作ることは…できた、かな?(^^;←不安


あとはネタバレになりかねないので、
この辺りでやめておきますね。




ArtemisEngineを使用させてくださった御影さん、
いつもありがとうございます。
今回も、心より感謝いたします。

素材提供をしてくださった皆様も、ありがとうございました。


作品を楽しみに待ってくださった皆様にも、感謝します。
皆さんのおかげで、身体に鞭打って仕上げることができました。
お待たせしてすみません。
ありがとうございました。


そして、作品の完成まで
身を削って協力してくれたスタッフに感謝。



より多くの方に、この作品を心に留めていただけるように願って、筆を置きます。

ありがとうございました。



2012年8月12日
けいと。


------------------------------------------------------------------

…という感じで、お盆の頃に書いてました。

で、続けて今現在の視点で振り返りつつ
この時書いてなかったことなどにも触れてみようかなーというノリで
記事を改めて書いてみようと思います。


その前に、ネコ公園~のもとになった1つの要素である
私の実体験のコラムを挟んでみます。
あくまで、1つの要素でしかないですが
興味のある方は読んでみて下さい~

コラム:かくれんぼ

プロフィール

Kate

Author:Kate
sweet ampoule代表
主にシナリオ担当です。

ここでは作品にまつわるエトセトラや制作の裏話を中心に更新していく予定です。
時には作品と全く関係のない記事も書くかと思いますが、まったりお楽しみくださいませー
なお、初めてお越しの方は『はじめに。』から順番に読まれることを一応推奨しておきます。

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